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Tequila Base Cocktail
MARGARITA マルガリータ
Margaritaとはスペイン語の女性名。英語で言うマーガレットにあたる。諸説あるが「1949年、.ロサンゼルスのレストラン・テール・オ・コックのバーテンダー、ジャン・デュレッサー氏によって創られ、その年の全米カクテル・コンテストに3位入賞したというもの。マルガリータは若き日のデュレッサー氏の恋人の名前。1926年、二人はネバダ州のバージニアに狩猟に出かけた。ところが、そのときマルガリータに流れ弾があたり。彼女は、デュレッサー氏に抱かれながら亡くなる。後年、忘れ得ぬ恋人の名をカクテル名としコンテストに応募した。」という説が有名。もうひとつ「1936年、ホテル・ガルシ・クレスポのマネージャー、ダニエル・ネグレテ氏がガールフレンドのために創ったというもの。彼女は、どんなドリンクでも塩をなめながら飲むのが好きだったが、自分の指を塩を盛った皿につっ込むのには、ちょっとばかり抵抗があった。そこで、ネグレテ氏はグラスの縁に塩をまぶしたカクテルを考えた。ガールフレンドの名前は、もちろん、マルガリータ。」いずれにしても、このカクテルはテキーラの伝統的な飲み方〝メキシカン・イッチ〞と深い関係がある。この飲み方は「手の甲に塩をのせ、それを舌でなめ、ライムをかじり、テキーラをいっきに飲む」というもので、これを洗練しカクテルにしたもの。
現在は、デュレッサー氏の創った酸味の強いマルガリータではなく、酸味を抑えたマルガリータが一般的である。
柑橘風味のなかにテキーラ独特の風味と甘みを感じ、そして塩っぱさが恋人を喪ったデュレッサー氏の悲しみを表しているような気がするカクテル。